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投資システム開発・運用テクニカル指標の組み合わせ方(トレンド・オシレーター・出来高)
「あなた」の投資システムを作成する為に、
ここでは移動平均線を使った
「テクニカル分析」の中から、
ご説明させて頂きたいと思います。
「テクニカル分析」の基本の1つである株価移動平均線は、
一定期間の終値の平均値を繋ぎ合わせた折れ線グラフです。
移動平均線を使った「仕掛け」の手法である投資テクニックの中に、
移動平均線 (SMA, 13日) が (26日) を上抜けした時が買いだ!
と、多くの投資本では紹介されていますが、果たしてそれは本当でしょうか。
いわゆるゴールデンクロスと呼ばれているものですね。
様々なメディアでは情報が氾濫していますので、
どの情報が本物かどうかということがいまいちよく分かりませんよね。
文章だけでは分かりづらいと思いますので、
ここでもチャート画像を使用してご紹介させて頂きますね。
このチャート画像は、4543 テルモという「銘柄」のものです。
1回目の赤いマークでの売買シグナルでは大した反応もなく
上昇に転じていませんが、2回目の売買シグナルでは上昇傾向途中にあります。
トレンドを捉えるという意味での投資テクニックとしては使えていますが、
1回目の売買シグナルでは「騙し」(ハズレ)に会ってしまっていますね。
購入のタイミングを計る役割が曖昧になっていると考えられます。
この1つでは、伝わりにくいと思いますので失敗例をご紹介させて頂きますね。
このチャート画像は4208宇部興産という「銘柄」のものです。
3ヶ月という期間に4回も売買シグナルが発生していますが、
4回目のタイミング以外、上昇トレンドは発生していません。
2つの銘柄に使用した投資テクニックの一つである移動平均線は、
ここでは、上昇傾向にあるトレンドを掴むために使用しています。
さぁ、ここからがこのページの本番ですよ。
株式投資の中には数多くのテクニカル指標がありますが、
残念なことに、"すべて"のテクニカル指標は万能ではありません。
今回、ご説明する為に使った移動平均線は、
「トレンドを掴むため」に用意したテクニカル指標です。
上昇傾向にある「銘柄」を見つけ出すことはできていますが、
タイミングを図る面では優れた指標の役割は果たしていません。
それゆえ、移動平均線という一つの指標だけでは「騙し」(ハズレ)に当たる
可能性が高いということですので、その他の指標との組み合わせが重要となります。
移動平均線自体をタイミングを図るために改良することもできますし、
その他の指標をトッピングすることも可能です。
基本的にトレンド系の指標で相場の流れがどちらの方向にいくのかを判断し、
オシレーター系指標でそのタイミングを図るのがいいですね。
ポイント2: トレンドフォロー、オシレーター、出来高から最適な組み合わせを。
ポイント3: 各テクニカル指標の個性を支えあうことが勝利への道!?
システムトレード(統計学重視)戦略は裁量トレード(感覚・感情)重視戦略に比べ初心者の段階から利益を出せる手法です。投資システムを開発し期待収益率の高い方法で相場に向きあおう。