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株取引前の心構えこれだけは押さえておきたい株式市場のメカニズム
株価の動く要因、すべてを解明できたらノーベル賞!?
株式市場のメカニズムは、様々な要素が複合して価格が形成されています。
株式市場に影響する要因は1つではなく、
数多くの要因が備わっています。
「TRADE-PIRATE」のシストレばかが投資をしている中で、
一番強く感じるのが、「需要と供給の関係」です。
ある銘柄(株券)を買いたいと言う人と、
売りたいという人の割合のことをいいます。
「そろそろこの銘柄を売りたいな」という株数よりも、
「その銘柄を買いたい」という株数の方が多ければ、
『需要>供給』という図式になり、株価は上がります。
反対に、「この銘柄を売りたい」と出される株数が、
「その銘柄を買いたい」という買いの株数を超えるとき、
『需要<供給』という図式になり、株価は下がります。
また、株式投資を始めていく上で大切なポイントは、
「市場全体に影響する要因」について知っておくということです。
1つが「経済的要因」です。
今後の景気の見通しや為替の動き、
ニューヨーク市場の動向、
金利の変動などや政治的要因などがあります。
投資を行う前には、
前日のニューヨーク市場の動向が、
どうなっていたかというのはとても気になったりするものです。
日本の株式市場は、
外国人投資家達が大部分を占めていますので、
強い影響力を握っています。
遠く離れたニューヨーク市場で起こった出来事ならば、
日本の株式市場には、全く関係ないということにはならないのですね。
ニューヨークの株式市場が不調だった場合などは、
日本に大量の資金を投入している、
外国人投資家の不安を煽り、その結果、
日本の株式市場にも影響が広がるという図式ができあがります。
これは、ニューヨーク市場だけではなく、
ロンドンや、韓国、上海など世界各地の株式市場、
すべてが繋がっていると考えられます。
記憶に新しいサブプライムショックは、
アメリカの住宅ローンビジネスが焦げ付き、
私達投資家に襲いかかりました。
市場全体にかかる影響以外にも、
個別に関係してくる影響もあるのですよ。
それが、「企業の業績と業界の動向」です。
企業の業績が今後、調子が良さそうだと予想されれば、
株主になったときに期待される株主への、
配当金などの増大も考えられますし、
企業の経営体力が増えていくと=企業の価値の増大に繋がっていきます。
すると、今後に期待できる企業が属する業界や、
競合しているライバル社の動向なども株価に影響を与える要因になります。
株式市場のメカニズムとは、
このように複合的な形としてなりたっているのですね。
「いや、でも覚えることがありすぎて憂鬱だな」
「そんなにチェックできない・・・」
と、感じる方もいることでしょう。ですが、大丈夫です。
すべてを知らなくても収益を上げることはできるのですよ。
知っていると知らないとでは、大きな差がつきますので、
簡単に触れておくだけでもいいのです。
学び続けることができる方ならば、
いつか「1」が「10」となり、
「100」となって成長してゆくことができるのですから。
ポイント2: 経済的要因や政治的要因、個別要因によっても株価は動きます。
ポイント3: "すべて"を知らなくても、収益を上げることは可能です。
「株式投資」の面白さは、通常の仕事では考えられない利益を得られるところにあります。「ハイリスクハイリターン」が基本です。株取引はデメリットばかりではありません。株取引の仕組みを知って、自分なりに取引を楽しめるようになれば素敵ですね。